【2026/09/21】きのうのビットコイン
きのうのニュース
🏦 BlackRock幹部、BTCのボラ半減とIBITの担保化を語る
BlackRockの米国株式ETF責任者Jay Jacobs氏は、ビットコインの年率ボラティリティがおよそ80から35〜40の水準へ下がったと述べました。同氏はその要因として、現物ETFのIBITと、それが生み出したオプション市場を挙げています。ボラティリティの低下により、ビットコインの用途が投機から担保利用へと構造的に移ってきたというのが同氏の見立てです。世界最大級の運用会社の幹部が、ETFの役割を「担保としての物語を築いた」と位置づけた点で、機関投資家の受け止め方を示す発言といえます。発言はTFTCが伝えました。
🏦 MOEXがBTC・ETHの永久先物を開始へ
Wu Blockchainの週間アジア暗号資産ニュースのまとめによると、ロシアのモスクワ取引所(MOEX)がビットコインとイーサリアムの永久先物を開始する見通しです。同じまとめでは、日本が資産のトークン化を前進させたこと、中国・江蘇省がRWA(実物資産)を裏付けとした資金調達を違法と位置づけたことも取り上げられています。香港では財経事務及庫務局のChristopher Hui局長が、規制下のステーブルコインを認可済みのプラットフォームで取引させ、年末までにトークン化した外為基金債券の試験運用を行うと表明しました。伝統的な取引所がビットコインの派生商品を扱う動きがアジアにも広がっている点で注目されます。
📈 Bill Miller IV「かつてなくBTCに強気」財政赤字を根拠に
Miller Value PartnersのCEOであるBill Miller IV氏は、Bitcoin Magazineのインタビューで「これほどビットコインに強気だったことはない」と語りました。同氏は米国の財政赤字の悪化を根拠に挙げ、前回のサイクルの天井時点と比べても、現在のビットコインはさらに割安だと主張しています。財政赤字の拡大が続くほどビットコインの相対的な価値が高まる、という見方を明確に示した発言です。著名投資家が価格の位置ではなく財政の状態を評価の軸に据えた点で、機関投資家の間の議論の向きを示す一例といえます。
🇺🇸 Clarity法の討論終結が否決、Coinbase政策責任者が次を読む
Coinbaseの最高政策責任者Faryar Shirzad氏が、Bitcoin Magazineの動画で米国の暗号資産規制の行方を解説しました。市場構造を定めるClarity法案は討論終結(クローチャー)の採決に失敗しており、同氏は何がうまくいかなかったのか、規制の議論が次にどこへ向かうのかを整理しています。あわせて、戦略的ビットコイン準備金(Strategic Bitcoin Reserve)法案の見通しにも触れました。業界最大手の取引所の政策担当トップが法案の停滞を公に総括した点で、今後の立法の見通しを測るうえで参考になります。
🏢 Strategy CEO「ビットコインのJPMorganになる」
Strategy(旧MicroStrategy)のCEOであるPhong Le氏は、Bitcoin Magazineの動画で、同社が「ビットコインのJPMorgan」を目指すと語りました。同氏によれば、80億人の経済圏に向けてマーケットメイクと流動性の供給を担うことで、この地位を築く計画です。ビットコインを保有する企業にとどまらず、市場そのものに流動性を供給する金融機関の役割を担う、という方向性を示した発言です。企業財務としてのビットコイン保有から、金融サービスの提供へと事業の重心を広げる構想として注目されます。
🚨 Coldcard乱数バグ、7月末から1億ドル超のBTC盗難
TFTCによると、ハードウェアウォレットColdcardのファームウェアに5年間潜んでいたエントロピー(乱数生成)のバグが、2026年7月30日から始まった1億ドル超のビットコイン盗難に先立って存在していました。別件では、AIの支援を受けた研究者が、Zcashに4年間残っていた偽造(カウンターフィット)の脆弱性を1日で暴きました。長年見過ごされてきた深刻なバグを、AIを使った監査が短時間で見つけた事例です。ウォレットやプロトコルの安全性を誰がどう検証するのか、そのあり方に一石を投じています。
⚡ Delving、Script内で検証するEC OTSの構想を提起
開発者向けフォーラムDelving Bitcoinに、EC OTS(楕円曲線のワンタイム署名)をオンチェーンで使う構想が投稿されました。投稿者の動機は、CSFS(CHECKSIGFROMSTACK)が存在しない現在の前提で、何らかの証明主体によるしきい値署名をScript内で検証できないか、という問いです。Lamport署名やWinternitz署名のOTSは、ビット(または他の基数の桁)ごとにプリイメージを用意する手法でScript内検証ができることが知られており、その延長で楕円曲線版を考えられないかと問いかけています。「誰か検討したことがあるか」と意見を募る段階の議論です。