【2026/08/28】きのうのビットコイン
きのうのニュース
📈 CZ氏「BTCは100万ドルへ、金は追いつけず」
香港で開かれたカンファレンス「Bitcoin Asia」で、Binance創業者のCZ氏が講演し、ビットコインはいずれ100万ドルに到達するとの強気予想を示しました。あわせて、金(ゴールド)はビットコインの上昇ペースには追いつけないだろうとの見方も述べています。世界最大級の暗号資産取引所を築いた人物による大胆な価格予想は、著名人発言のなかでも市場心理に影響を与えやすいものです。金との比較でビットコインの優位を語る主張は、価値保存の手段としての位置づけを巡る議論とも重なるだけに、強気派を代表する発言として注目を集めそうです。
📈 NDV創業者「Strategyは深追い、投げ売り待ち」
WuBlockchainのポッドキャストにNDV創業者のJason Huang氏が出演し、最近のビットコインの下落局面と、Strategyによるビットコイン売却について語りました。同氏はStrategyの戦略を「深追いし、手を広げすぎた可能性がある」と評し、自身は本格的な投げ売り(キャピチュレーション)が起きるまで押し目買いを待つ考えを示しています。企業のビットコイン財務戦略を象徴してきたStrategyの売却が語られるなかで、その手法を疑問視する投資家の見方が公の場で示されたことは、財務戦略ブームの持続力を測るうえで重要な材料になります。
🏛️ ジャクソンホール、初の「決済」テーマで開幕
カンザスシティ連銀が主催する2026年のジャクソンホール会議が、「金融イノベーション:決済と政策への含意」をテーマに開幕しました。デジタル決済とフィンテックがシンポジウムの中心に据えられるのは、この会議の歴史で初めてのことです。金曜日には、FRB議長に就任したKevin Warsh氏が新体制で初めてとなる基調講演を行う予定です。世界の中央銀行関係者が集まる年次会合が決済の革新を正面から扱うこと自体が、決済とフィンテックが金融政策の主要議題に格上げされたことを示しており、ビットコインを含むデジタル資産を巡る政策論議にも影響しそうです。
🏢 Genius Group、全売却から一転20億ドル計画
NYSE上場のAI教育企業Genius Groupが木曜日の声明で、総額20億ドル規模の「デュアル・トレジャリー(二本立て財務)」目標を掲げ、ビットコインを再び買い入れる計画を明らかにしました。同社は数カ月前に保有していたビットコインを全て売却したばかりで、今回の発表は短期間での方針転換となります。いったん全量を手放した企業が改めて買い戻しを宣言するのは珍しく、企業のビットコイン財務戦略が撤退と再参入を繰り返しながら続いていることを示す事例です。20億ドルという目標がどう実行に移されるのか、資金調達の中身とあわせて注目されます。
🏢 Deribit、9月に準備金証明の公開を終了
デリバティブ取引所大手のDeribitは、2026年9月1日をもって「プルーフ・オブ・リザーブ(準備金証明)」ページの公開を終了すると発表しました。同社はCoinbaseとの統合が進むなかでウォレット基盤を変更しており、今回の決定はその一環だと説明しています。準備金証明ページは2022年に、取引所が顧客資産の裏付けを自主的に示す透明性の取り組みとして導入されたものです。買収に伴い独自の開示が畳まれる形となり、統合後の透明性がどのような形で確保されるのかが今後の焦点です。取引所の情報開示のあり方を考えるうえでも注目される動きです。
🚨 Core Lightningに緊急警告、即時更新促す
Lightningの主要実装の一つCore Lightning(CLN)のメンテナーが8月26日、緊急警告を発しました。AIが生成したCVE報告をきっかけに、複数の重大な脆弱性が明らかになったためです。ノード運用者に対しては、署名済みの緊急ビルドへ直ちに更新するか、「–offline」フラグを付けて再起動するよう求めています。資金を常時オンラインで扱うLightningノードの脆弱性は利用者の損失に直結しかねず、緊急バイナリの配布という異例の対応は事態の深刻さを物語ります。AIによる脆弱性報告が実際の重大な発見につながった点でも、オープンソース開発の現場に一石を投じる出来事です。
⚡ 耐量子送金がメインネット成立、フォーク不要
量子コンピューターに耐性を持つハッシュベース署名を使ったビットコインの送金が、ルール変更を経ないままメインネット上で成立しました。ソフトフォークを待たずに現行の仕組みの範囲で実現した点が特徴で、量子の脅威を強く訴える悲観論に対し「いまのビットコインでも打てる手はある」と示す実例になったとTFTCは指摘しています。開発者の間では、より効率のよい耐量子署名方式の設計が並行して進められており、今回の送金は机上の議論をメインネットの実践へと引き上げる一歩です。量子耐性を巡る議論の温度感を測るうえで重要な出来事といえます。
⚡ 日本のビットコイン業界、アニメ決済「Aurora」
日本のビットコイン業界が、海外のファンが日本のアニメやゲームの領域を応援できるようにする新構想「Aurora」を発表しました。2兆円規模とされるこの市場では、世界中に買いたい顧客がいるのに決済インフラが追いついていないという課題があり、ビットコインとLightningでこれを解決することを狙っています。国境をまたぐ小口の支払いはLightningが得意としてきた領域で、日本を代表するコンテンツ産業と結びつけた点が特徴です。海外ファンの支払いという実需に根ざした日本発のユースケースとして、実際の利用がどこまで広がるかが注目されます。