【2026/08/26】きのうのビットコイン
きのうのニュース
📈 売られ過ぎ解消、ブレイクアウト接近との見方
Fairlead Strategies のテクニカルアナリスト、Katie Stockton 氏が火曜の CNBC で、ビットコインはすでに売られ過ぎの状態を脱したとの見方を示しました。それでも買う時間はまだ残っており、ブレイクアウトが近いかもしれないと述べています。テクニカル分析を拠り所にする同氏が上抜けの側に寄った見立てを出したことは、下げ局面で積み上がっていた弱気の空気が薄れつつあることを示す材料になります。売られ過ぎが解消された後の相場は、戻りを売る動きと追随する買いが交錯しやすく、どちらへ傾くかがここからの焦点です。
🇺🇸 米財務省、イランのデジタル資産部門を制裁対象に
米財務省は8月24日、イラン関連の約60の対象を指定する「Operation Economic Outcast」を開始し、大統領令13902に基づいてイランのデジタル資産部門そのものを制裁の対象としました。OFAC はこれにより、所在地を問わず同部門で事業を行う外国の事業者を追及する権限を得ます。個別のウォレットや人物を追う従来のやり方と違い、部門を丸ごと指定する初めての判断で、イランが制裁回避に使ってきた経路を広く塞ぐ狙いがあります。取引所や決済業者にとっては、相手がイランのデジタル資産部門に属するかどうかを見極める負担が一段重くなります。
🇺🇸 米財務省が量子対応部会、デジタル資産も対象に
米財務省は2026年8月24日、大統領令14412に基づく量子対応の作業部会(Quantum-Readiness Task Force)を立ち上げました。3つの作業部会のうち1つは、デジタル資産と新興技術のリスクを明示的に対象範囲としています。量子計算機による暗号の危殆化はこれまで主に技術者の議論でしたが、規制当局が枠組みを作って検討を始めたことで、ビットコインの耐量子暗号(PQC)への移行が政策の時計に乗ったことになります。仕様の議論が遅れれば、移行の時間割を外から決められる側に回りかねません。
🏢 Strategyの84万BTC、上位に220億ドルの請求権
Strategy は 840,447 BTC を取得原価 633.6億ドルで保有していますが、Regime Intelligence の分析によれば、普通株主は 220億ドルにのぼる負債と優先株の請求権より下の順位に置かれています。含み益がいくらあっても、支払いの順番では上位の請求権が先に立つ構造です。同社の仕組みを回しているのはビットコインの値上がりそのものではなく、増資や社債で資金を取り続けられる資本市場の側であり、その扉が閉じたときに何が起きるかを株主が測るための材料になります。
🐋 弱い鍵を掃く「v3b」、1.771BTCが全額手数料に
mempool.space Research の分析によると、弱いシードから作られたウォレットの資金を掃き出している「v3b」と呼ばれる主体が、これまでに 2.82 BTC を手数料として燃やしています。RBF で置き換えられた 1.771 BTC 分の取引は、すべてマイナーの手数料に消えました。v3b は OP_RETURN に名刺代わりの文字列を残しており、黙って抜くのではなく見せる意図がうかがえます。鍵の乱数が弱いウォレットは、作られた時期に関係なく今も掃かれ続けているということです。
🚨 制裁対象HTXからのダストでKraken利用者が凍結
何者かが制裁対象である HTX のウォレットから Kraken の利用者宛てに暗号資産のダスト(ごく少額)を送りつけ、受け取った利用者が口座から締め出されたと Kraken が明らかにしました。受信は拒めないため、第三者が制裁対象のアドレスから少額を送るだけで、無関係な利用者の資金を動かせなくできてしまいます。制裁の運用を機械的に効かせるほどこの種の嫌がらせが通ってしまう構図で、取引所側に送金元をどこまで根拠として扱うのかという問いを突きつけています。
⚡ Core 32.0、独自SipHashでハッシュ表を高速化
10月に公開予定の Bitcoin Core 32.0 に、SipHash の独自版である「SipHash-1-3-UJ」が入ります。Core の検証と P2P の処理は、どのピアから何を受け取ったかを覚えておく用途や重複の排除のためにハッシュテーブルを多用しており、txid をハッシュする処理はノードが常時走らせている部分です。派手な機能追加ではありませんが、こうした土台の小さな改善が積み重なることで、非力な機材でも自分のノードを回し続けられる余地が広がります。
⚡ Bitcoin Core、CJDNS対応の削除を検討
Bitcoin Core の開発者が、CJDNS への対応を取り除くことを検討しています。調査では到達可能な CJDNS のアドレスは22件、条件を満たすノードは7件しか見つかりませんでした。CJDNS は接続経路を多様にするために対応が入りましたが、ほとんど使われない経路を抱え続けると、その分だけ保守と検証の負担が残ります。経路の選択肢を増やしておくことと、実際に使われている経路だけを支えることのどちらを取るのかという判断で、削除されれば利用者は別の経路へ移ることになります。